ヒプノバーシング®をより良く知るために...

ヒプノバーシング®によく寄せられるご質問を集めました。
その他のご質問等は、お気軽にお問い合わせ下さい。

◉ご注意◉
*ヒプノバーシング® ジャパンは、医療施設ではありません。医療行為は一切行っておりません。
*ヒプノバーシング® ジャパンは、いかなる宗教団体とも一切無関係です。

Q1. HypnoBirthing®で、必ず ナチュラルに 痛くない出産ができますか?
ヒプノバーシング(HypnoBirthing®)は、『必ず』痛くない出産ができることをお約束するものではありません。
同様に、『絶対に』ナチュラルに出産できることを保証するものでもありません。場合によっては、医療の助けが必要になることもあります。
とは言え、世界中のHypnoBirthing®のママ達は、実際多くの方が、ナチュラルに、痛みの少ない、または痛くないお産を経験されています。
むしろ気持のよい『オーガズミックバース』を経験される方もいらっしゃいます。
95%の方は、やさしく穏やかな出産をする潜在的な力を持っているのです。
そして、全く痛みのないレベルまで深くリラックスするためには、本人のメンタルはもちろん、 周りの環境もとても大切です
リラックスしやすいように、理解のある産院で、理解のあるスタッフに囲まれて出産することが大切です。
リラクゼーションのスキルをキチンと身につけさえすれば、病院や助産院でも、痛くない、もしくは痛みの少ない出産が可能なほど深いレベルでリラックスすることができます。
なるべく痛くない出産を実現するためには、 メンタル作りはもちろん、環境づくりがとても大切です。
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Q2. ソフロロジーと何が違うんですか?
出産時にリラックスすると、穏やかな出産になる、という意味では、ソフロロジーと共通していますが、ヒプノバーシングとは異なる点もいくつかございます。
一般的なソフロロジーのクラスに比べ、HypnoBirthing®のクラスはかなり時間数が長いことからもわかるように、HypnoBirthing®では、 より『深く、確実に』リラックスする方法を多角的に学び、技術を習得していただきます。
クラスの中では、きっとあなたが 今までに体験したことのないようなレベルの深いリラクゼーションを体験することができます。
この体験をすることで、今までの人生観が大きく変わった!とおっしゃる方もいるほどです。
また、「不安」がリラックス出産の大敵であることから、HypnoBirthing®では、時間をかけて、 「不安」を取り除いていきます
新しい家具を一式、購入することに例えてみましょう。古い家具一式が部屋にのさばり、色々な荷物が散乱していては、新しい家具を一式、購入したら、余計にスペースがなくなり、ごちゃごちゃするだけです。同様に、あなたの 心の中にある『不安』という不要品を処分することなしに、リラクゼーションのメソッドを学んでも、上手に活かすことができないのです。
HypnoBirthing®は、 潜在意識に働きかける「ヒプノセラピー」のノウハウを応用した独自の手法で、 心の中にある『不安』という不要品を処分する作業を行います。 HypnoBirthing®の大きな特徴とも言えます。
せっかくリラクゼーション理論を学んでも、結局本番では全くリラックス出来ず、痛く、辛く苦しい出産だった。というお話を耳にすることもありますが、それは、 心の部屋の『不安』という大きな不要品を処分することなく、リラクゼーション法という知識だけを学んだ結果です。
理屈だけではリラックスできないのです。
アウトプットも、インプットもしっかりと行う。それがHypnoBirthing®です。
また、バースパートナー(お父さん)を尊重し、パートナーの役割を重要視します。出産とは男女が愛し合った結果であるとHypnoBirthing®は考えるからです。
家族の絆を大切にし、出産までの準備を通して、その絆を深めて行くことも、HypnoBirthing®の特徴です。(*必ずお父さんがいなくてはいけないという訳ではありません。多様な家族形態を受容するのがヒプノバーシングです。)
そして、ソフロロジーは、『陣痛』は痛いものだけれど、それを赤ちゃんに近づくための喜びと捉え、受け入れる『超痛』の考え方に基づいていますが、HypnoBirthing®は、『陣痛』という言葉は使わず、『子宮波』という言葉を使い、 そもそも出産とは本来『痛くない』ものである(FTP理論)という考え方に基づいて、それを痛くしてしまっている要因を、お産までに手放して行くというものです。
小さな違いのように感じますが、理論の基礎にあたる部分に大きな違いがあると言えます。
ソフロロジーの開発者が産婦人科医であるのに対し、HypnoBirthing®の開発者が 穏やかなお産を自ら経験し、そのノウハウを女性達に伝えたいと考えた母親であることからも、 HypnoBirthing®がより当事者目線で作られたプログラムであることがわかります。
ソフロロジーとヒプノバーシングは、対立するものではありません。
むしろ、ソフロロジーを積極的に取り入れている出産施設の方が、HypnoBirthing®への理解も深いことでしょうです。
ソフロロジーだけだとリラックスできるかどうか不安な方。やれることは全部やりたいという方に、HypnoBirthing®をお勧めいたします。
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Q3. 出産時に、なにかダンナさん(パートナー)にしてもらうことがありますか?
はい、沢山あります。
HypnoBirthing®において、パートナーは、 大切な存在です。(*必ずパートナーがいなくてはいけないという訳ではありません。多様な家族形態を受容するのがヒプノバーシングです。)
HypnoBirthing®は、家族の結びつきをとても大切にします。
出産前から、赤ちゃんとコミュニケーションを取り、お父さんは、お母さんと赤ちゃんをガイドし、助け、産院側との架け橋となる 大切な役割があります
ですから、出産時はもちろん、準備段階から、ダンナさんにしていただくことは沢山あります。
ここから得られるお父さんのメリットはあなどれません。
出産前から「父親としての自信」を保ちつづけることができます。なぜなら、出産時も「単なる立会人の一人」として、脇役になることはないからです。
お父さん(バースパートナー)はとても大切な存在なのです。
実際、HypnoBirthing®で出産したお母さんは、ダンナさんに側に居てもらうことで、とても心強く感じますし、ダンナさんは、自分が妻や赤ちゃんの為に、大切な役割を果たせたことをとても誇りに感じることができます。
HypnoBirthing®は、優しくカッコいい、頼れるお父さんの味方です。
この自信や絆は、出産後の子育て・新たな家庭作りにもとても良い影響をもたらすことは言うまでもありません!
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Q4. 立ち会う人がいないのですが、HypnoBirthing®で出産できますか?
ヒプノバーシング®で出産するために、必ず旦那さんが立ち会わなければならないというわけではありません。もちろん、シングルマザーもHypnoBirthing®で準備をすることができます。
ご家族やご友人にバースパートナーとしてクラスを一緒に受けて、立ち会っていただくことをお勧めいたします。
もしくは、誰も立ち会える人がいないという場合であってもHypnoBirthing®で出産することは可能です。
ただし、誰も立ち会える人がいない場合は、周囲の人々の理解とサポートがより重要になります。バースパートナーがいる場合よりはハードルは高めです。
何よりも大切なことは、あなた自身の意志です。
あなたが安産に向けて出来る限りのベストを尽くす事をいとわないのであれば、HypnoBirthing®からあなたが受け取るものは、想像以上に大きなものとなります。
あなたの意志こそが、あなたのお産を形作るエネルギーですから、やりたい気持があるのでしたら、まずはご相談ください。
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Q5. 病院や助産院のやり方などを妨げたりしないのでしょうか?
そうならない為に、出産前からの産院とのコミュニケーションはとても大切です。
HypnoBirthing® のクラスの中で、病院、産院のスタッフとの関係の築き方も学んでいただきます。
病院、産院のスタッフの協力を得てHypnoBirthing®で出産することはとても大切です。
あなたのやり方を出来る限り尊重してくれる産院は少なくありません。
もし、ママの希望を一切ききいれる耳を持たないような産業的でシステマティックな病院や産院であるなら、そこでHypnoBirthing® の出産をするのは難しいでしょう。
あなたが本当にその産院で出産したいのか、今一度自問自答してみることをお勧めいたします。
また、早期医療介入に積極的な産院もあります。
様々な産院があり、様々なポリシーが採用されています。人間関係と同じように、『合う、合わない』というのもあると思います。
しっかりと産院の方々とコミュニケーションを取り、その上で、自分自身の直感を信じて下さい。
忘れてはならないのは、産科の先生・助産師さんをはじめ、出産に関わるお仕事をしている方達は、新しい命をこの世界に迎えるという 素晴らしい仕事に携わることに誇りと、自信を持っている方が殆どです。
例え、システマティックな病院のルーティンワークに慣れ親しんでしまっていたとしても、彼、彼女達の心の奥には、 出産に対する深い情熱があるはずです。
日本の産科には素晴らしい方々が沢山いらっしゃいます。簡単に諦めたり、決めつけたりせず、先生やスタッフの方々と人間として正直に向き合うことをお勧めいたします。
例えば、あるHypnoBirthing® カップルは、里帰り出産で、地方の病院で出産しましたが、その病院は分娩台で仰向けで出産するのが当たり前のような病院でした。
ところが、二人の情熱が通じ、『分娩台の上でのフリースタイル出産』という、病院側と本人達の折衷案が実現しました。 (体験談(1)の方です。)
HypnoBirthing® で出産するということは、産院で働く方達とコミュニケーションすることであり、応援してもらうことでもあり、自分たちの望むお産を実現することなのです。
不可能を可能に変えること。それがHypnoBirthing® でもあるのです。
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Q6. 名前に「ヒプノ」(催眠)とつくので、「なんか危なくないことならいいけど、、、」とダンナさんが心配しているのですが、大丈夫ですか?
そうですね。お気持ち良くわかります。
これは幾つかにに分けて説明すると分かりやすいかもしれません。
まず、『催眠出産』というと、まるで操られて、何がなんだかわからないまま赤ちゃんを産むっていうことなのでは?
といったイメージを持たれるかもしれません。ですが、ヒプノバーシングでの出産は 本人はしっかり意識があり、喜びの中で出産しますし、いつまでもハッキリとその時の経験を覚えていますので、このイメージとは全く違います。
次に、『催眠』というものが何なのか、を知る必要があります。
『催眠』とは深いリラクゼーション状態へ導くテクニックのことです。 体が深~くリラックスし、潜在意識が開いている状態。それが催眠状態です。
実はこれ、何も 特別な状態ではありません。日常生活でも一日十数回一時的になっています。『何かに集中している時』『ぼーっとしている時』等、時間の感覚を忘れているような時がこれにあたります。また、毎朝眠っている状態から目覚める時、毎晩目覚めている状態から眠る時、必ず経過しています。
『催眠』がどのようなものか分かれば、危ないものではないことも分かっていただけると思います。
HypnoBirthing®は『催眠』状態つまり、『深いリラクゼーション』状態を多角的に活用します。大きく分けて、3つの用途でテクニックとして活用しています。
1)出産時に深くリラックスするためのリラクゼーションツールとして活用します。
2)出産に対する不安や心配を取り除き、ポジティブなメンタルを作るために活用します。
3)『自分たちの出産』の形をよりハッキリと思い描くためのイメージ作りに活用します。
不安のない、リラックスした状態で出産に挑めば、 体の機能は正しく働き、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても ストレスフリーで、優しく穏やかな出産になるのです。
また、HypnoBirthing®の『ヒプノ』は『ディヒプノタイズ』つまり、『催眠からの解放』も意味します。
私たちは、日常生活の中で、 知らず知らずのうちに、色々な情報から固定観念を植え付けられてしまっています。それは良いもの、悪いもの、文化的なものも含まれています。
出産も例外ではありません。多くの女性が、 実際に出産を経験するその前から、出産は恐ろしく痛くて、辛くて大変なものだという固定観念を持ってしまっています。
『ディヒプノタイズ』=『催眠からの解放』とは、その思い込みを解放して、リセットしするということです。
ただリラックス法を学ぶだけではなく、 本当に出産本番に『深い』リラックスができるよう、強いメンタルを築く鍵がこの『ディヒプノタイズ』にあります。
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Q7. HypnoBirthing® に興味がありますが、出産、子育てと、今後更に出費が重なることを考えると、中々ふみきれないのですが、、、。
HypnoBirthing® のクラスを受講することは、一見出産費用にさらに+αでお金がかかってしまうように思われるかもしれません。
けれども、出産全体で予算を見た場合、 HypnoBirthing®のクラスを受講することで、必ずしも割高になるわけではありません
むしろ、HypnoBirthing®を導入することで、結果的に 経済効果を得ることも期待できます。
例えば、会陰切開をする可能性が減ります。
その他の薬や医療介入も大幅に減る可能性がありますから、その分も経済的といえます。
更に、HypnoBirthing®で出産すると、お母さんの体への負担が軽くて済みますから、入院期間を短縮できます。
大体5日〜7日入院するのが一般的ですが、HypnoBirthing®で出産すれば3日も入院すれば十分です。その分も経済的といえるでしょう。(ただし、一定期間の入院が義務づけられている産院もあります)
HypnoBirthing® ママは母乳が沢山でますので、おっぱいマッサージに時間やお金を費やす必要もなく、経済的といえるかもしれません。
また、産前、産後ともポジティブに楽しく過ごせる方がほとんどです。
何よりも、 お金には換算することのできない、素晴らしいマタニティーライフを過ごすことができます。
素晴らしいお産になります。
愛と自信を持って、子育て・新しい家庭を創造することへと繋がります。
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Q9. 『無痛分娩』と何が違うんですか?
一般的に言われている『無痛分娩』とは、麻酔を使用したものです。
ヒプノバーシング とは、 根本的に異なります
HypnoBirthing® は、本来の出産とは穏やかで痛くないものであると考え、出産をできるだけ本来の姿へと戻すためのメソッドです。薬や医療の助けを最小限にとどめ、『自分が望むお産』を実現するためのテクニックです。
一般的に言われている『無痛分娩』とは、麻酔を使うことで、痛くない出産にしようというものです。硬膜外麻酔が主に採用されているようです。
麻酔による『無痛分娩』は、事前に練習したり、準備したりする必要は特にありませんが、HypnoBirthing®は、事前に取り組んだり、練習することが沢山あります。
『無痛分娩』は何事もなくうまくいけば、とても快適な出産方法ですが、うまく行かない場合もありますし、医療上のリスク等があることも否定できません。
また、子宮の収縮を起こす 神経領域まで麻酔液がまわってしまうと、微弱陣痛になってしまうこともあります。
計画出産の場合、陣痛促進剤を投与したり、ラミナリアやバルーンを使って会陰を広げたり、吸引分娩で、赤ちゃんの頭を引っ張って出さなくてはいけなくなったり、緊急帝王切開になってしまったり・・・ 医療介入の可能性がぐんと跳ね上がります。
『無痛分娩』を検討する場合は、上手く行かなかった場合のリスクも考慮した上で、選択すると良いでしょう。
HypnoBirthing®と無痛分娩は方法は違えども、お母さんの出産時の負担を出来るだけ軽くしよう。という共通する目的もあります。
麻酔を使った無痛分娩を検討する方にとっても、HypnoBirthing®を学ぶことは有効です。出産までの時間も、出産そのものも、そしてその後の子育ても、HypnoBirthing®を学ぶことでより有意義なものになるでしょう。
Q8. ハイリスク妊娠と言われていますが、できるだけ自然に出産したいです。私でも、HypnoBirthing® できますか?
HypnoBirthing® は、『必ず』自然分娩ができることをお約束するものではありませんが、ハイリスク妊娠の『リスクを軽減』し、自然分娩の『可能性を引き上げる』ことができます。
HypnoBirthing®を取り入れることで、『リスク』の早期発見や、早い段階での適切な処置に繋がる可能性もあります。
ハイリスク妊娠だからといって、一方的に施設の管理下に置かれることなく、医療関係者と対等な関係を築くことができるのもHypnoBirthing®ならではと言えるでしょう。
お産は100%の安全を保証することの難しい分野であり、HypnoBirthing®を実践してきた方でも結果的に医療介入に踏み切る決断を下さなくてはいけなくなることもあります。
その場合、HypnoBirthing® を学んだことは、無駄になるかと言えば、そうではありません。
まず、HypnoBirthing®を通して、赤ちゃんやパートナーと深く結びつくことができます。ですから、例え緊急帝王切開になってしまったとしても、その結びつきがなくなるわけではありません。
また、HypnoBirthing®を通して、自分自身の体とも深くつながるようになるので、手術の体への負担を軽減することができます。結果手術を成功へと導いたり、手術後の回復が早くなる等の利点があります。
自分ができることは、やるだけやった末の結果としての医療介入であれば、後悔がありません。むしろ、自分や赤ちゃんを一生懸命救おうと頑張った、お医者さんや、助産師さん、看護師さんに感謝の念を抱くことでしょう。
『できるだけ自然に出産したい』という意志があるのなら、自分に出来る全てのことをやってみてはいかがでしょうか?
あなたの出産は、他の誰かのものではありません。あなたと、赤ちゃん、そしてあなたの家族のものなのですから。
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